生きる方が難しい

生きる方が難しい。登山家たちの死に様の本を読みながらこのワードが頭に浮かんできた。私よりはるかに能力があり、また「下手」さの方向性が私と似ていた友人の訃報を聞いて2年になる。最期は山だったようだ。いろいろ言われているが彼のことは登山家と呼び…

最近出てきた悪口を言うAIについて

Wordwareによる、X(旧Twitter)の書き込みをLLMが読んでRoast(酷評)をするAIが、ラインを超えて辛辣な悪口を言っている。 twitter.wordware.ai Xにはさまざまな実例が投稿されているが、正直載せると誹謗中傷になるレベルのものが多いので、私の休止中のXを読…

諦めた人間よりも前に進む人間のがいいに決まっている

loser-s.hatenablog.com 今、「頂き女子りりちゃん」が懲役9年の判決時に着ていたTシャツの店で買った猫のTシャツを着ながらこれを書いている。店主とは昔馴染みで、私が顧客第一号らしい。「りりちゃん、同じ店でTシャツを買ってるから親近感を覚える」と友…

RTAとしての人生、人生としてのRTA

holyangelnyako.hatenablog.com 正直、この人間がなぜこんなに自身を卑下しているのかわからなかった。 私はニコニコ動画の割と初期(テーブルマウンテンTAが流行った頃)からRTAでキーワード検索して気になった動画を視聴するのを日課にしており、今に至るも…

みんな頑張っているね!応援しているよ!

38年間生きてきた人生もままならず、世の中には嫌いな人間の方が多いと知り、実際にインターネットでは皆攻撃性が高く、少しの失敗もいさかいの元になる。嫌になって引きこもり状態にある。そんなおかしい人間のための処世術を紹介する。 まあ、色々な人々と…

「若者」時代の終わり

niryuu.hatenablog.com の続き。5年後どうなったか。 「高円寺は若者の街です!」つきあいで参加した高円寺再開発反対デモの参加者が叫ぶのを聞いた。しかし、その実は参加者の多くは「若者」とは言えない年齢だった。彼らが「若者の街」を守るべきなのか、…

私はなぜ無能か

私のことを無能だとか低収入だとかなんとか言ってくる人々がいるが、そのようなことは百も承知である。いまさらなのだがあらためてまとめておく。 CVはこちらです。 github.com 一言で言えば、労働市場に参加する資格がないからである。 まず大前提として、…

対話型AIから自身の考えや問いを引き出す手法で、人類のための技術にする

ChatGPTなどの対話型AIが話題になっている。その出力は人が活用できる程度に洗練されており、対話というインタフェースも相まって様々な分野で活用されている。 対話型AIにたいしてまことしやかに言われていることが、「頭の良い人でないと使えない」という…

研究者としての挫折から立ち直るのは難しい

前回の記事から1ヶ月強経っただろうか、 自然言語処理のCertificateの取得 札幌に行き、Roman Frigg先生とエスノメソドロジーの科学哲学(科学モデル論)的基礎づけに関する議論 などを行い、2年折れていた心でゆっくりと進み始めた。しかし、単位取得退学した…

AIでポジティブ・シンキングを外部化する

天性の才能か継続的な訓練を積まなければ、人はポジティブであり続けることはできない。ChatGPTはそれができる。私が入力したconcernに、かなりの割合でポジティブに、建設的に返してくれる。それはある種、私が物事をポジティブに考えることを外部化してい…

死に備えて逆算してタスク管理をしている

コロナ、ロシアなどを見ていて、ふと俺ももうそう長くはないんじゃないかと考えた。そろそろ11年勤める会社の方もさいさきが良くなく、かといって私のコミュニケーション能力とリモートワークの仕方に適した企業は未だ非常に少ない。また、友人の死も影響し…

その死を抱えて生きませんか

anond.hatelabo.jp 乱文で失礼します。 あなたは、とても頭がよいから死ぬということがわかってしまうんですね。生きている人にとっては常に死は先にあります。それを予測できるということは、少なくともそれを考えるくらいの頭はあるということです。 実際…

前に進み続けることはできないだろうか

博士課程を退学してから1年半が経った。それから今までの期間は、雑にまとめるなら人生の消化試合、というか、人生が消化試合になっていく期間だった。それはある程度わかっていた。しかし、私には向いていないように思った。これでは無を消費しながら生きて…

手の障害を乗り越えた

いいニュース。実は手がうまく動かなかったのだが、動くようになった。発達障害の一つの症状として協調運動障害というのがあるが、典型的なそれより重いので身体にもなにかあるのだろう。生まれたときから恐ろしく不器用で、スポーツやテレビゲームなど様々…

母親が私の悪いところを罵倒するセッションがあった

私は一貫して自己肯定感がない。理由は不明だが、母親との1年間に及ぶやり取りに覚えがあるので一応メモしておく。 あれは2002年頃、17歳のときだったか、母の買って来たジャケットが子ども的な意匠だったので、着るのを断ったら、母の精神の病(本人が「神経…

中年の人生の停滞に関する覚書

35歳を過ぎてから、何をやっても無力感がある。これを単なる無力感のままにしておくと、いつまでもそれが続くような気がする。「中年の危機」といった概念もあるが、いまいちフィットしない。問題は、立ち止まっていること、停滞にあると思う。停滞はその人…

UoPeopleのMSITとレジリエンスについて

niryuu.hatenablog.com 名誉回復を果たしたのだが、今期(4学期制)に関しては諦めた。 前回問題となっていたのは、ファイルをリンクの形で添付する是非だった。講師はファイルの不備を指摘し、私はコース自体を放棄した。その後、遅すぎる形(次の週の提出期限…

揃えるおじさん、捨てるおっさん

30代後半の生き方で1つ分岐が生じる気がする。 おおよそ人の生活で想定されるものを、関心ないものも含めてすべて揃える方向を目指す人と、自分の好きなものに集中して徹底的に守り抜き、それ以外を捨てる人だ。 雑なネーミングだが前者をおじさん、後者をお…

UoPeopleのMSITで早速失敗した

niryuu.hatenablog.com の続き。 1term8週間のうち最初の半分はうまくやっていたが、5周目に転機が訪れた。 COVID-19ワクチンの4回目を受けたのだが、副反応が5日間引かなかった。 課題提出日の午前2時にようやく調子が良くなり、急いで課題を仕上げようとす…

UoPeopleのMSITに入学した

NOTICE: UoPeopleの方々,皆真面目か有能な方ばかりなのですが,私及びこの記事はとてつもなく低い領域です。 niryuu.hatenablog.com の続き。まあ今後何をするにせよ食っていけなければならない。10年所属している会社にこの先10年いられるとは限らない。自…

6月2日を人生終了の日としている

私の人生が終わって16年目になる。今年もこの日がやってきた。 事実だけ見れば,2006年6月2日に終わったわけではない。それ以降様々なことをやり,様々な人と出会ってきた。もっとひどいこともあった。しかし,あのとき人生に区切りを付け,終わらせる必要が…

1年限定の鬱をやっていた

今年、生きる柱となっていたすべてを失った。当然鬱状態になることは予想されていたのだが、それを緩和しながらしばらくやっていくか、それともドップリ喪に服すか、いろいろ考えた結果後者にした。15年がある種空白になったので、付け焼き刃では対応できな…

地域資料とオープンデータに関するメモ(2)

Calendar for CivicTech & GovTech | Advent Calendar 2021 - Qiita 空いている日があったのでこちらにも登録しました。 niryuu.hatenablog.com の続き。 前回は、図書館がオープンガバメントに踏み切れない理由を、根本先生のブログ記事から、その前身の1…

地域資料とオープンデータに関するメモ

Calendar for CivicTech & GovTech | Advent Calendar 2021 - Qiita 私は、今年3月まで6年間図書館・情報学の大学院博士課程で、Webにおける共同作業による専門的知識に関する研究をおこなってきた。それまではオープンデータ関連に関わっていたので、オー…

やりきれない

現状報告。昼に外に出るのが怖かった。だから、昨年の4月に緊急事態宣言が出てから、外に出なくなった。だとしたら、今年の10月に飲食店時短要請が解除された段階で、外に出られるはずだった。その目論見は外れた。人から呼ばれたら外に出られるようだが、そ…

孤独を受け入れ、一人に慣れていく

気がついたら私の周りには人がほとんどいなくなっていた。 今年3月までの私の基本的な人間関係の、相当がなくなってしまった。 大学院は年限までいて単位取得退学した。ゼミにも顔を出しにくく、アカポスを得られた方々(私の周りは優秀な方々ばかりのようで…

今はその時ではない

大学院を単位取得退学してから3ヶ月が経とうとしている。5月の最初頃まではまだ意地を張るくらいの余力はあったが、それも尽き、仕事も研究も手につかない。 まあ何度かあった鬱状態で、経過を見るに昨年の7月から少しずつ発症していたのが今年の5月末までに…

私は学者になりたい

新訳だ 仕事としての学問 仕事としての政治 (講談社学術文庫) 作者:マックス・ウェーバー 発売日: 2018/07/12 メディア: 文庫 まあ2006年に人文社会学系の学問を志してから,いろいろ自身の立ち位置について考えてきた。修士課程,博士課程を去る際に,適性…

衰えながら先に進んでいく

3月末で博士課程を単位取得退学する。博士課程での専門的訓練という、人生でこれだけはやっておきたいということを終わらせられたのは、恵まれていると言って良い。多くの方々に助けられてここまで来た。主治医に「働かないほうがいい」と言われた会社にも9…

人との関わりを再構築する年

2021年,この年が容易でない年であることは2014年の段階でわかっていた。 だから,どうしても年越しを祝う気にはなれない。 2013年から14年にかけて,非常に内向的な性格になった。 叔父の借金の肩代わりをする可能性,そのために稼ぐ 叔父の家の崩壊 唯一の…