彼らは考えている

以下の一連の議論の補助線として、彼ら支持者は参政党のようなものがあったからこそ考えるようになった、間違った前提が彼らに「考えてそれを言葉にする」というオプションを可能にしたということを述べたい。 blog.tinect.jp yoshikimanga.hatenablog.com p…

私はチームみらいを支持する

昨日まで「クソだなー」と思っていたが、 「仮に岸田文雄と対談したら、支持する」というラインを設けていて、実際に安野氏が対談したことがあったようなので支持するよ。あー軽口なんて叩くもんじゃないな。 まーただ政治的な決定には一定の理由づけは必要…

論文というやり方には限界がある

先月の今日、大規模言語モデルコミュニティの懇親会で言われたことがある。 「なんでそんなに論文にこだわるんですか」 私はこう答えた。 「書く必要があるでしょう。研究者として」 この回答は、論文を提出した直後だったから気が張っていたというのもある…

破滅について

時が来た。「~について」というタイトルでよく記事を書いてきたが、ついに俺、いや我々を通したテーマである「破滅」がふさわしくなった。 先月、この記事を書き、途中で終わらせた。そこから始めよう。 niryuu.hatenablog.com ここでいう「謎」というのは…

糸柳、あるいは「清」について補足

読まんでいい。 いわゆる糸柳の奇行時代について「relineをとにかく動くまで作った」をどう評価するかで、その人の立ち位置が分かりやすいな〜って思ってます。 — 女性声優 (@ssig33) 2025年1月6日 糸柳についての増田記事、追記も含めてだいぶ失礼。晩年の…

糸柳、あるいは「清」について

anond.hatelabo.jp 糸柳が本当に死んだかどうか、(特定の界隈から見て)あいつはどうだったのかなどと様々な意見があるが、さしあたり事実として多くの人間の印象に残っていることが、彼の山からの帰還、そして変貌である。元記事のこの部分だ。 ある時期の…

百条委員会に行ってきた

兵庫県知事問題に関心がある方は別の記事を読んだ方がいいと思います。 人生。 この1年は「人生」だった。 まあ色々あったが、7月から兵庫県知事斎藤元彦氏の問題をずっとウォッチしてきた。9月の証人尋問ではついにリアルタイム視聴してしまった。 不信任か…

プログラミング学習初期について

note.com 2012年に、ある経緯で「Androidアプリケーション開発講座」を担当したことがある。7人の初心者が受講し、1人がAndroid開発の職に就いた。その経験からすると、この方法は教える側と学ぶ側双方にとって辛いだろうと思うとともに、おそらく10人に1人…

斎藤元彦知事と斎藤正彦先生について

最近数学を再開したのだが、斎藤正彦先生の名前を見るたびに兵庫県知事の斎藤元彦氏のことが頭に浮かぶ。論文を出せず、荒みきった私の心をワイドショーがさらっていき、気がついたら百条委員会をライブで観ていた。 線型代数入門 (基礎数学) 作者:齋藤 正彦…

生きる方が難しい

生きる方が難しい。登山家たちの死に様の本を読みながらこのワードが頭に浮かんできた。私よりはるかに能力があり、また「下手」さの方向性が私と似ていた友人の訃報を聞いて2年になる。最期は山だったようだ。いろいろ言われているが彼のことは登山家と呼び…

最近出てきた悪口を言うAIについて

Wordwareによる、X(旧Twitter)の書き込みをLLMが読んでRoast(酷評)をするAIが、ラインを超えて辛辣な悪口を言っている。 twitter.wordware.ai Xにはさまざまな実例が投稿されているが、正直載せると誹謗中傷になるレベルのものが多いので、私の休止中のXを読…

諦めた人間よりも前に進む人間のがいいに決まっている

loser-s.hatenablog.com 今、「頂き女子りりちゃん」が懲役9年の判決時に着ていたTシャツの店で買った猫のTシャツを着ながらこれを書いている。店主とは昔馴染みで、私が顧客第一号らしい。「りりちゃん、同じ店でTシャツを買ってるから親近感を覚える」と友…

RTAとしての人生、人生としてのRTA

holyangelnyako.hatenablog.com 正直、この人間がなぜこんなに自身を卑下しているのかわからなかった。 私はニコニコ動画の割と初期(テーブルマウンテンTAが流行った頃)からRTAでキーワード検索して気になった動画を視聴するのを日課にしており、今に至るも…

みんな頑張っているね!応援しているよ!

38年間生きてきた人生もままならず、世の中には嫌いな人間の方が多いと知り、実際にインターネットでは皆攻撃性が高く、少しの失敗もいさかいの元になる。嫌になって引きこもり状態にある。そんなおかしい人間のための処世術を紹介する。 まあ、色々な人々と…

「若者」時代の終わり

niryuu.hatenablog.com の続き。5年後どうなったか。 「高円寺は若者の街です!」つきあいで参加した高円寺再開発反対デモの参加者が叫ぶのを聞いた。しかし、その実は参加者の多くは「若者」とは言えない年齢だった。彼らが「若者の街」を守るべきなのか、…

私はなぜ無能か

私のことを無能だとか低収入だとかなんとか言ってくる人々がいるが、そのようなことは百も承知である。いまさらなのだがあらためてまとめておく。 CVはこちらです。 github.com 一言で言えば、労働市場に参加する資格がないからである。 まず大前提として、…

対話型AIから自身の考えや問いを引き出す手法で、人類のための技術にする

ChatGPTなどの対話型AIが話題になっている。その出力は人が活用できる程度に洗練されており、対話というインタフェースも相まって様々な分野で活用されている。 対話型AIにたいしてまことしやかに言われていることが、「頭の良い人でないと使えない」という…

研究者としての挫折から立ち直るのは難しい

前回の記事から1ヶ月強経っただろうか、 自然言語処理のCertificateの取得 札幌に行き、Roman Frigg先生とエスノメソドロジーの科学哲学(科学モデル論)的基礎づけに関する議論 などを行い、2年折れていた心でゆっくりと進み始めた。しかし、単位取得退学した…

AIでポジティブ・シンキングを外部化する

天性の才能か継続的な訓練を積まなければ、人はポジティブであり続けることはできない。ChatGPTはそれができる。私が入力したconcernに、かなりの割合でポジティブに、建設的に返してくれる。それはある種、私が物事をポジティブに考えることを外部化してい…

死に備えて逆算してタスク管理をしている

コロナ、ロシアなどを見ていて、ふと俺ももうそう長くはないんじゃないかと考えた。そろそろ11年勤める会社の方もさいさきが良くなく、かといって私のコミュニケーション能力とリモートワークの仕方に適した企業は未だ非常に少ない。また、友人の死も影響し…

その死を抱えて生きませんか

anond.hatelabo.jp 乱文で失礼します。 あなたは、とても頭がよいから死ぬということがわかってしまうんですね。生きている人にとっては常に死は先にあります。それを予測できるということは、少なくともそれを考えるくらいの頭はあるということです。 実際…

前に進み続けることはできないだろうか

博士課程を退学してから1年半が経った。それから今までの期間は、雑にまとめるなら人生の消化試合、というか、人生が消化試合になっていく期間だった。それはある程度わかっていた。しかし、私には向いていないように思った。これでは無を消費しながら生きて…

手の障害を乗り越えた

いいニュース。実は手がうまく動かなかったのだが、動くようになった。発達障害の一つの症状として協調運動障害というのがあるが、典型的なそれより重いので身体にもなにかあるのだろう。生まれたときから恐ろしく不器用で、スポーツやテレビゲームなど様々…

母親が私の悪いところを罵倒するセッションがあった

私は一貫して自己肯定感がない。理由は不明だが、母親との1年間に及ぶやり取りに覚えがあるので一応メモしておく。 あれは2002年頃、17歳のときだったか、母の買って来たジャケットが子ども的な意匠だったので、着るのを断ったら、母の精神の病(本人が「神経…

中年の人生の停滞に関する覚書

35歳を過ぎてから、何をやっても無力感がある。これを単なる無力感のままにしておくと、いつまでもそれが続くような気がする。「中年の危機」といった概念もあるが、いまいちフィットしない。問題は、立ち止まっていること、停滞にあると思う。停滞はその人…

UoPeopleのMSITとレジリエンスについて

niryuu.hatenablog.com 名誉回復を果たしたのだが、今期(4学期制)に関しては諦めた。 前回問題となっていたのは、ファイルをリンクの形で添付する是非だった。講師はファイルの不備を指摘し、私はコース自体を放棄した。その後、遅すぎる形(次の週の提出期限…

揃えるおじさん、捨てるおっさん

30代後半の生き方で1つ分岐が生じる気がする。 おおよそ人の生活で想定されるものを、関心ないものも含めてすべて揃える方向を目指す人と、自分の好きなものに集中して徹底的に守り抜き、それ以外を捨てる人だ。 雑なネーミングだが前者をおじさん、後者をお…

UoPeopleのMSITで早速失敗した

niryuu.hatenablog.com の続き。 1term8週間のうち最初の半分はうまくやっていたが、5周目に転機が訪れた。 COVID-19ワクチンの4回目を受けたのだが、副反応が5日間引かなかった。 課題提出日の午前2時にようやく調子が良くなり、急いで課題を仕上げようとす…

UoPeopleのMSITに入学した

NOTICE: UoPeopleの方々,皆真面目か有能な方ばかりなのですが,私及びこの記事はとてつもなく低い領域です。 niryuu.hatenablog.com の続き。まあ今後何をするにせよ食っていけなければならない。10年所属している会社にこの先10年いられるとは限らない。自…

6月2日を人生終了の日としている

私の人生が終わって16年目になる。今年もこの日がやってきた。 事実だけ見れば,2006年6月2日に終わったわけではない。それ以降様々なことをやり,様々な人と出会ってきた。もっとひどいこともあった。しかし,あのとき人生に区切りを付け,終わらせる必要が…