昔揉めたときに「あなたには興味がない」と言われたことについて

 いろいろ速くやりすぎたせいか精神がバテて,Switchのけものフレンズピクロスをやりながらクール・ダウンしていました。そのとき,ふと昔の,どうしても理解できないことを思い出しました。

 みなさんは,コミュニケーション不全が原因で大学の単位を取れなかったことはありますか?私はあります。理系の実験はコミュニケーションに著しい問題があっても割とどうにかなったりならなかったりするようですが,美大などだと致命的なようで,ドロップアウトの原因のそれなりの割合を占めているようです。

 さて,私が映像制作の実習をやったときの話です。雑にチームを作って街を回って思い思いの表現をするというものでした。とりあえずなんでもいいから出せば単位が出ます。しかし,私は単位を落としました。

 その科目をとっていたときは私ははるかに尖ったガラの悪い人間で,歩けば揉め事を起こす人間でした。その時は比喩ではなく,本当に歩いていたら揉め事が起きてしまいました。街を移動する際にバスで移動するかどうかという話があって,私は準引きこもりだったので体力が落ちており,バスで移動したかった。しかし,一般的な大学生は金がないため,歩ける範囲でバスを使いたくない。そこでなぜか大揉めして私だけ帰りました。

 とはいえ私は単位を取るために何もしないというわけにもいかず,次の授業で映像を作ってチームメンバーに見せました。普通はそういった際は事前に謝ったりするのですが,いかんせん揉め事を途中で切り上げた関係からこちらも謝る筋合いがありませんでした。

 そのときに言われた言葉が,今に至るも理解できません。「正直,僕はもう君に興味ないんだよね」という言葉です。

 全く理解できないというと嘘になります。ニュアンスとして「関わりたくない」「お前が気に食わない」「顔も見たくない」「来るな」などがあることはなんとなく感じ取り,その後話していたら実際に全部言われました。

 しかし,どうにもこうにも理解できないのが,なぜ「興味がない」という表現を先に使ったかということです。興味が無いことと,私に対して不快感を感じたり排除したりすることがどうも結びつかない。

 一つありうる解釈としては,彼らの文化圏では,「興味を持たれなくなる」ことが最も恐ろしく,避けるべきことなのではないかということが挙げられます。特に,この科目は学部1年のもので,私が編入学の関係から3年で受けていたという事情もあり,相手は元高校生です。文化的ギャップはあるかもしれません。特に,私は普通の高校に行っていないので,高校特有の村社会的文化は聞いたことはあってもなじみがありません。

 ある人やコンテンツが「興味を持たれなくなる」ということは,Webの社会では致命的です。ソーシャルメディアは興味を引き合うことで成立しているからです。この記事をここまで読んだということは,あなたはこの記事に一定の興味があると思うのですが,興味のない記事は読まないでしょう。

 高校の文化もそういった側面が強いように思います。ヒエラルキーなどがあると聞きますし。しかし私はそれを知る由もない。なので,もしかしたら「興味ないんだよね」と言われた瞬間に土下座し,興味を持っていただくことを乞うことが正解だったかもしれません。しかし,私はそれがわからなかった。

 私が非を責められることは問題ありません。それが非であれば謝りますし,そうでなければ反論します。しかし,非かどうかそもそもわからないものについて判断を下すことはできません。ただ混乱するしかありません。その点で,昔揉め事をたくさん起こしてきた中で,印象に残っています。それだけの話なのですが。

 もっとも,今は丸くなったので,そもそもバスに乗るのは我慢しますし,具合が悪ければ伝えて帰ります。また,揉めたとしても速やかに謝るでしょう。