ディスコミュニケーションツール

Google、新コミュニケーションツール『Google Wave』を披露
http://www.japan.internet.com/busnews/20090529/11.html

Google Wave、おもしろいですね!新たなコラボレーションへの可能性が広がりそうです。
ところで、これだけコミュニケーションツールが増えているのにもかかわらず、ディスコミュニケーションを促進するサービスが出ていないのには問題があります。そのようなツールを開発することで、コミュニケーションが上手な人にも自分の話をうまく伝えられない人の気持ちがわかってもらえるという利点があります。ということで、ディスコミュニケーション支援ツールの骨子を考えてみます。

  • 相手の話を体系的に聞けない

「A→B→C」と筋道を立てて説明しても、ひとつの部分だけで揚げ足を取ったり、「A→C?筋が通ってないじゃないか!」ということを言ってしまう場合があり、その場合は無駄に議論が紛糾します。

これを支援するために、人の発言を一文だけ抜粋したり、文や節を抜いてしまいましょう。形態素解析があれば簡単にできます。

  • 相手の話を勘ぐってしまう

空気を読むのは重要だといわれていますが、人の話の裏を過剰に読もうとするのも問題です。話をしている際に、途中で止まってしまうのはそういう側面もあります。「この発言には隠れた意図があるかもしれない」「私がこの発言を受けて何かしゃべった場合、それを元に私を否定するかもしれない。それを意図しているかもしれない」「この発言のこの部分は間違っているかもしれない。それを元に私が見当はずれなことを言ったら…」「私はこの発言をうまく受け取っていなくて、見当はずれなことを言うかもしれない」など、不安なときには多くのことを考えてしまうこともありますが、

これを支援するために、自分が発言する際に、「発言」ボタンをクリックしたら、「前の発言には裏があるかもしれません。それでも発言しますか?」などと、疑心暗鬼を呼び起こすようなダイアログをつけるといいですね。

追記
実装してみました。OpenPNEあたりにポートしようかな
http://ssb.appspot.com/discomm

さらに追記
ここで挙げた2つの特徴は、技術の実装のために恣意的に選んだ例です。気分を害した方がいれば申し訳ありません。私としては「誰でも頻度の差はあれ起こしてしまうようなコミュニケーションの失敗」程度の認識で、特に特定の人物を叩く意図や議論への参加の意志はありません。

さらにさらに追記
はてなでのNGワード「非○ミュ」を排除しました