はてなブックマーク・ユーザー会オフ会のスタッフをやりました

 はてなブックマーク・ユーザー会オフ会で,プロジェクターの持ち込みやtwitcastingでの配信を行いましたが,ちょっといろいろあり途中から抜けて,あとから戻ってきました.最終的にイベントもうまくいき,配信も全体的に好評だったのですが,どう考えても反省点はあり,二次会でも少し反省会をやったので,その辺りについて.

 基本的に,Webでの配信には(1)iPhoneなどで突撃,画質などは関係なくネタ重視(2)ちゃんとした機材を用意して,セッティングもちゃんとやるの2種類に分かれると思います.私は,様々なイベントで(1)と(2)の中間のアマチュアな方式でustreamなどでの配信を行いましたが,あまり支障が出たことがありませんでした.しかし今回はちょっと厳しいトラブルが起こってしまいました.

 配信では,プロジェクターによるLTが行われたため,プロジェクターの内容がちゃんと映る必要があります.しかし,プロジェクターは光源としてちょっと癖があるため,簡単に白飛びしてしまいます.このため,

  • カメラのスペックでどうにかする
  • カメラの配置,光源の設定でどうにかする

のどちらかをやる必要があります.通常は,後者,特にプロジェクターが写っている部分を明かりを消すなどして暗くすることでだいたいは対応できます.このため,一眼レフなどは持ち込みませんでした.

 今回の場合,オフ会で交流がメインで,なおかつ会場が和室だったため

  • プロジェクターが写っている前列だけ明かりを消すことができなかった
  • プロジェクターがうまく映るようにカメラの位置を調整すると,登壇者が見えなくなった

という状況でした.このため,十分な調整ができる状態にありませんでした.そもそも,会場のロケハンもできず,ぶっつけ本番で画角を調整するということになっていました.プロではないので,図面だけでは適切な位置はわかりません.

 また,本気で嫌になった理由として,配信の事情を考えずに会場のプランを考えていたということが挙げられます.通常,配信を行う際は近くに人を立ち入らないようにセッティングします.しかし,ちゃんとした画角が取れると判断した場所はあらかじめ決まった座席プラン(有名ユーザーを各テーブルに配置する)に入っていたため,多くの参加者がいる中で紛れて配信を行うことになりました.

 このため,彼らが映らないように,またLTの鑑賞に支障にならないように配慮しながら,プロジェクターも映すという難しい条件になりました.端的に言ってこれはクリアできませんでした.このような状況では,たとえ良い機材を持ち込んでもうまくいかなかったでしょう.運営側のフォローが十分でなくなった段階で,私は配信を降りました.

 とはいえ,最低限前は写っている状態で配信は続くようにして,外でチェックをしていました.概ね皆様楽しんでいたようで何よりです.また,プロジェクターの方も他のスタッフの方の調整の結果,人が映らなくなってしまうものの相当に改善されました.最後の方に戻ってきたところ,一番盛り上がるシーンでtwitcastingの枠が切れてしまい,これはまずいと思い配信を再開して,最後を締めることができました.

 顛末としてはこういったところで,今まではプロジェクターを暗い場所で映して,配信場所に人を立ち入らせないなどの,暗黙の常識に守られていたため,うまくいっていたと思いました.基本的に私個人は技量不足で,チームでカバーされていた部分があります.また,慢心から機材も最低限で済ませていました(プロジェクターも持ってきたという理由もありますが).この辺りの配信環境については,改善点はいくらでもあります.

 今回は,素人集団でしかも即席で集まったスタッフで,準備時間も限られていました.その中で,体制の不備がもろに出てきたのが映像配信で,会場の方の盛り上がりも結果的にうまくいったものの一つ間違えれば危なかったのではと思います.このあたりの改善点はあるでしょう.例えば以下の事項を詰めておけば,うまくいったのではないかと思います.

  • 配信場所の選定が未確定であること
  • 参加者の方々への,この辺りが映る/配信で使うので近寄らないで下さいといった周知
  • LTでは照明を暗くする

二次会は楽しかったのでこれで良かったです.