DMM.make AKIBA での船舶設計について
DMM.make AKIBA開設おめでとうございます.
ところで,DMMと言えば船との関わりが深いと思いますので,船舶のプロトタイピングについて適当に調べたものをまとめておきます.
基礎知識
ある程度の船舶工学の知識は,無料で手に入ります.
設計
とりあえず昔の船のデジタルアーカイブを見て,CADデータにするのがよいでしょう.
あと,MMDのデータとかどっかの3Dモデルとかを利用して,それを浮くようにしてもよいでしょう.
計算
そのまま3Dモデルにしても浮かないかもしれないので,シミュレーションである程度ことを進めることが良いと思います.数値流体力学の知識などが役に立つかと.
3Dプリンタによる出力
造船分野での3Dプリンタの利用はいろいろ始まっているようです.
一般財団法人日本造船技術センター様|導入事例|国産高精細3Dプリンタ「アジリスタ」
船は3Dプリンタで作れるものとスケールが違うので,本物を同じデータを取るような試験をする際には高精度が要求され,また3Dプリンタで出力したものは水につけることを想定していないので歪んでしまうという問題がありますが,アマチュア用途なら激高なものでなくてもとりあえずいけるでしょう.あとマシニングセンタとか使えば割りといろいろいけそう.
試験
自動操縦や計測関連の装置は,電子工作のものに近いようです.
http://members.j-navigation.org/jkouen/doc/k00202/k00202035.pdf
あとは試験水槽ですが,これはDMM.make AKIBAに導入してもらいたいですね.
製造
船会社にお願いしましょう.金はかかります.
もしくは,3Dプリンタを船に載せて修理部品を内部で作る試み
海運会社マークスが自社船舶内に3Dプリンターを設置 | 世界の3Dプリンターニュース
も始まっているようなので,DMM.make FUNE とかを作っても良いのでは.
補足
城とか高層建築物とかも似た原理でできます.むしろ船よりノウハウはあるかと.