最近のガンダムについて

最近はガンダムにそれなりの時間を割いており,わかっていそうな人間にガンダムの話をしたり,話している間にガンダムのことを考えていて上の空だったりする.なので,一応最近はまった流れについて書いておく.

以前

 ガンダムガンダムとして意識して見るようになったのは最近である.幼少期にF91を劇場で見て父に「これを理解するには歴史を追わないと駄目だ」と言われてファーストなどを見た記憶はあるが,全く内容は覚えていない.

 2001年に友人に「ちっちゃな雪使いシュガー」と「スクライド」を吹きこまれることによってアニメという概念が衝撃的に導入され(いや,「カードキャプターさくら」とその後番組たる「だぁ!だぁ!だぁ!」は見ていた),SEEDも見たが,特別な存在としての「ガンダム」としては意識していなかった.

 私がガンダムの偉大さを知ったのはターンエーで,その後逆シャアや08小隊とかも見て,間を置いてファーストも見たが,当時はボトムズなどいろいろ見ていたため途中でだるくなった.今に至るもZやZZ,V,いわゆる平成ガンダムなどもほとんど見ていない.

 俺は実際ガンダムを見ていると言える立場になく,言うつもりもない.時間を割いているだけだ.やはりガンダムが好きな人は怖い人が多いし,映像に出てくるモビルスーツを全部言えないと怒られたり(08とUCを見たので,ザクスナイパーとジムスナイパーを間違えた)するので,高級な趣味として敬遠していた.設定については少し追っており,AMBAC,ミノフスキー粒子などについては多少把握している.ガノタがいるとすれば,私はガクズ(ガンダムクズ)だろう.

最近

ということで,今年はまったのは偶然でしょう.

 まずUCを見た.ガンダムUC最終話の劇場における卓袱台返しについて。を見て何だこの内容は…と思って関心を持ち,ガンダムへの恐れを振りきって見ることにした.ep1を見て,「あ,このオードリーって子素敵だな」と思って最後まで見ることを決めた.その後ジンネマンなどの魅力的なキャラによってグイグイ引きこまれていき,2回目を見終わった頃には「可能性」を信じており,3回目を見終わった頃には実生活での難題に意志をもって立ち向かった.

 一応エクスキューズをしておくが,私は福井晴敏信者ではない.読んだのは「亡国のイージス」「終戦のローレライ」「震災後」「人類資金」,ガンダム関連で言えばターンエーとUCくらいで,どれも普通小説の一気読みはしない私が夜を削って一気に読んでしまうとても面白い作品である.ちなみに,「震災後」「人類資金」については作品を通底するコンセプトがUCと同じで,爆笑した(というか,UCのストーリーが福井の概念であることは明らかだろう).

 でGレコですよね.これはいろいろ曖昧で,だからこそ語り害があるのだが,最初から「何だこの変な言い回しは…」と感じて,その違和感は今に至るも変わっていない.で,1話では「このレクテンっての,かわいいなぁ…」となっていたら,いきなりクソ変なGセルフとの戦闘シーンが導入され,セリフも戦いも完全におかしくなった.で,2話であの街中を移動する馬みたいな機械を見て確信した.これはおかしい,見るべきだ.

 ビルドファイターズについては,TRYから見始めたのだが,第一印象は「性的なアニメだな」というものだった.でまあ監督が黒田洋介でああそういうことか,と思い(アニメにはまったきっかけは「スクライド」である)一期を見る必然性を感じ(メガネっ子委員長の関係から数話は見ていたが,毎回視聴する時間がなかった),爆笑したり号泣したりしながら見た.俺はベタなものに弱い.

ということで,最近はまっているアニメがガンダムシリーズなだけだと思います.