政治と問題解決に関する覚書

正直最近の平行線ばかりをたどっている議論に飽きてきたので、個人的な問題意識の整理くらいはやっておく。貯めてある専門書を読む際のインデックスにする。(ここに書いた問題意識は全く新しくないし、全部割とどうでもいい)

投票と社会問題の解決

投票をする個人や集団は結局は自分の利益のことを考えるから、絶対的に解決できない問題は出てくるだろう。それを民主主義の改良で目指すのではなく、まずは解決できることとできないことを切り分ける必要がある。

政府と公共セクターの問題

EUは3年後にはフルボッコだろうが、EUが未来につながる研究開発などに、日本とは比べ物にならないほど適切な支援をしており、ニッチな研究分野でも人を集めて成果を出していたという事実は残る。では、財政の問題をクリアしながら良い支援を生み出すことはできるだろうか。

フリーライダーの問題を定義しなおす

情報が売られる時代になったのだから、同じ情報を有料で手に入れるのとタダで手に入れるのの2種類が現れるのは当たり前。あと、母数の問題からタダが多数を占めるのも当たり前。そこをDRMやSOPAなどの制御と罰則によるのではなく、別の切り口で問題化できないかという話。基本的に何かを売って儲ける人間は、顧客があるから儲かるので、顧客が利益を得れば得るほど儲ける人間も得をする。ここでいう顧客は有料で手に入れている人間なので、彼らに情報以外の手段で何かを与えることができれば、フリーライダーの問題も解決されるだろう。問題はそれをどうやるか。サポートとか誰も求めてないでしょ。