はてなブログでのいろいろな人々の存在について

 お互いに見える距離で言い合ってるのなら、お互いを見えないようにするとか時代の流れだとか言う前に色々やることがあるでしょう。

 ということで、今日ははてなブログに新たな「Facebookノリの陣営」がいるという「古参」の感覚について話をします。

 事の発端としては、はてなブックマークid:hitode99 さんなどの今までとは全く違う人の明るい記事が新着エントリに上がるようになってきて、ブクマコメなどでもお互いを褒めあっててなんだか侵食されているようで感じが悪いという話です。私もなんか新しい連中が現れたなという感じでしたが、別にすげーつまらない記事だけを上げてるわけでもないので、特に気にしてはいなかった。

 ここ数日で話題になってきたのはこの記事のあたりかな。

togetogemaru.hatenablog.com

cyberglass.hatenablog.com

 で、恐らくその時系列として前に「はてなブログオフ会」があったと。

hitode99.hatenablog.com

okite.hatenadiary.jp

 こっちでも、後者の記事の「はてなブログ人物関係図」において「ネガティブーン(ネガコメ大好き!)」が描かれており、お互いに意識しあっている部分はある。

 まあ正直新しい人たちもFacebookみたいに楽しかったね〜記事を上げているだけではないし(面白いものはそれなりに読んでますよ)、我々もネガコメを大好きだから書いているわけでもない(あれは、心から湧き上がってくる酒とにんにくの臭いが混ざったゲエーと長く伸びるゲップのようなものです)。なんつーか雑だし、その状態でお互いに違いを明確にしないまま言及しあっている。これは馴れ合いではないか。

 多分この状態はあまり長くは続かないんだけど、もう言及してる段階でつながってはいるので、変に相手陣営にレッテルを貼るよりなんか適当にお互いの記事を読んだりたまに言及しあって相互理解をしてはどうか。俺はだるいからあんまやらん。

 まあそこまで実のあるものにはならないんだろうけど、ブログを書くスタンスが違うだけで人としてはあんま違わないんじゃないの?と思うので、その点で多少理解なり共感なりはありうる。 id:cyberglass に代表される勢も楽しみが1つもないやつばかりではないだろうし(私はここ1ヶ月本当に楽しいことが1つもない)、新しい人たちも人生楽しいことだらけ!悪いことなんてない!最高!とはなっていないと思う(といっても向こうにはポジティビストがいるのか…まああのタイプは常にいるしな…)。なので、こっちはネガティブ、あっちはポジティブとなっているのはまあ表現のスタンスの違いなのではないか。

 ここで、非常に昔の記事を引用する。

d.hatena.ne.jp

 この記事では図が書かれていて、いわゆる殺伐とした「はてな村」を中心に世界が描かれており、新しい人々も前から「はてな明るい農村」として描かれていたことがわかる。これと先に述べたはてなブログオフ会で描かれた図を対照してみたらまあ面白いのではないか。こちらからは以上です。

これからもっといろんなのが出てくる

 以上にしようと思ったが、1つ面白い事例を言及しておく。そこでははてなブログはほとんど使われていないのだが、一部の飛鳥昭雄経由と思われる陰謀論に関心があってここ数年ウォッチングしており(裏天皇とか八咫烏とか漢波羅とか関係です)、なんというか凄い。極右と極左のどちらも同じものを信じていて、記事のコメントで例えば原発の危険性の記事に対して「美しい日本を取り戻す」とか言ってる人が「素晴らしい情報をありがとうございます!」とコメントをしていたり、とにかく気持ちだけでつながっていっている。とてつもなくマメにコメントをしているし、記事も長い。長い記事が全文引用でとてつもない速さで伝搬していく。そして何年も続いている。で、よく見たらだいたい40代後半から60代くらいが中心で、定年退職で引退して暇を持て余した人々がオピニオンリーダーになっているのではないかという感じ。この異質感はすごかった。というか面白い(陰謀論自体も面白いんだけど)。こういった人々もそのうちはてなブログに来るのではないか。その場合、今のFacebookノリの人々よりはるかに様々なことになっていくと思う。

どちらかと言うと

 俺はなあ、ただポジティブで楽しんでる奴らなんて何ら脅威ではないし、酒を飲み交わして楽しめる感じでもあると思ってるよ。今はちょっと調子が悪いからあれだが。問題は、オタクによくいるんだけど、普段からポジティブでもウェーイでもない人間が突然彼女ができたり幸せになったりして、延々ノロケばっかりやることがあって、その場合これちょっと調子に乗りすぎだなみたいな理性のストッパーが効いていないことがある。 id:razokulover 氏みたいな人間、彼のような人物が俺にとっての「本物の」脅威だ。これは一種の同族嫌悪です。俺は彼女ができたらすごい勢いでノロケます。まあできないと思いますが。