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多分女性と付き合うことに関心はないことについて

 いわゆる「彼女いない歴=年齢」で29年を過ごしてきて,来年で30である.30になったら結婚もちらほら見られるし,結婚を意識する年齢になるため,恋愛について語るのはこの辺りが最後になり,その後はあまり意味のあるものにはならないだろう.

 物心ついたころから今まで,数え切れない女性を好きになってきた.告白したことも何度かあるし,そうならなかったこともある.一応誤解のないように言っておくと,告白されたことは7年前に一度ある.当時中野ブロードウェイで「倍速」という2ちゃんねるのAAのTシャツやアイドルの写真を売っていた店でバイトをしており,恐らく彼女が最後に雇われたバイトだっただろうか.半年から1年経ったあたりで告白された.かっこ良くてずっと気になっていたとのこと.実家に帰れと言われている中での告白だったようだ.当時,俺は断った.俺も癖のある人間であるし,当時は鬱で大学をやめて編入学した直後でいろいろ生活も安定していなかった.その娘に楽しい時間や幸せを与えることは難しいと思ったのだ.その直後,その娘は別のバイトと付き合い始めた.それっきり連絡はない.

 最近は実家の件でいろいろあったり,一緒に暮らしていた祖母や友人が何人か亡くなったりして辛く,そこで皮膚病に罹り「これだけ不幸を乗り越えたのに,次に起こることも良くないことで,人生良いことなどないのだなぁ」と思っている.その流れで女性関係などいろいろなことについて諦め,物事が進んでいると確実に信頼できるコードや研究ノートを充実させている.

 今朝日課ではてなブックマークをチェックしていて,この記事を見つけた.


非モテなぼくの「精神のダークサイド」の合言葉は『どうせ』だった。 - Fuzzy Logic

 でまあ,ウンウンこんなこともあったなーと思いながら読んでいたのだが,どうも違和感を感じた.この記事も,この記事が参照している


Girls Not Found

というブログも,ゴールとしているものが面白く無い.結局のところ,女性と付き合うということは,女性を通じて日々の生活や社会関係を変えていくことだと思う.しかし,その「女性と付き合った後の世界」は本当にバラ色なのだろうか.

  • 「付き合うまでの駆け引き」が面白くない.あれは案件の交渉と同じで,向こうの「ここまでやればうちとしては価値が非常に上がる」ということとこっちの「リソースには限界がある」ということのすり合わせなどをよくやるが,非常に疲れてぐったりとしてしまう.
  • 俺は知性のないつまらない話を30分以上するのは苦痛で,飲み屋などでも普通に帰ってしまう.
  • ファッションについては,多くの才能や能力のある人から助言を受けた.また,彼らの助言の賜物だったとしても,ファッションについて褒められたことも何度かある.しかし,ファッションはつまらない.
  • 俺は偏食で,人の作ったものを殆ど食べない.
  • 確かに女性といると落ち着く.怒りの表情が戻らなくなってしまった時でも,好みの女性と隣にいたり,可能ならしばらく話しているとほころんだりする.しかし,そもそも人とあまり長時間(8時間程度)いっしょにいると精神に負担が来てしまう.
  • セックスは良い.しかし面倒くさい.一挙手一投足がコミュニケーションにおける交渉のキャッチボールとなる.どちらかというと,それで疲れてしまう.

 確かに良いこともある.恋愛でしか得られないものもある.しかし,コミュニケーションに負荷を感じる自分としては負担・負担・負担の嵐である.

 恋愛でなければどうだろうか.適当に時間を合わせて会う約束をして,それなりの格好で,付き合うまでの駆け引きもなしで,面白く適度に知的な話をして,満足する.平田朋義などはその後セックスもするであろう.この方がよっぽどいい.

 要は,俺が恋愛を志向することそのものがミスマッチなのだ.誰かを好きになったら,ライトな方向性で仲良くなれば良い.例えば,趣味でプログラミングをやって,高度なブログ記事を書いたりカンファレンスで発表をしている人が,いざ就職するとウウーウグー,そして声にならないようなアレやコレになっていくのを何度も見てきた.これはミスマッチである.それと同じで,俺が恋愛をしても良くはならないだろう.それは薄々感じていて,仲良くなっても告白できなかったということが何度かある.

 関係性をコンフィグレーションしていくことは重要で,自分に合った人や界隈を見つけたり,その中でもどう関わっていくかを決めていくのは人生の課題である.その中に恋愛や女性関係も含まれると考えるのが自然なのだろう.

 ここで「恋愛以外の選択」として狼藉を働く馬鹿者もいて,例えば今まで女性と接する機会がなかった人間が女性と接することができる環境に行ったり,数少ないエンジニアの女性と知り合ったりすると,あからさまに近づいて2人で話しながらボディタッチをしたり,腰をうずうずさせてしまうといった人が,何人かいる.こういった輩は一時の衝動にかられているだけで,知性の欠片も感じられない.

 ここまでを読んで「酸っぱい葡萄」を思い浮かべた方もいるだろう.しかし,「恋愛で幸福になれる」人間にはある程度の条件があるのではないかと思わざるをえない.例えばコミュニケーションに負担を感じないで,ファッションなども自然にできる人間,そういう人はたくさんいる.