俺も昔は頑張ったんだよ

# こんなことばっか書いてても仕方はなくはあるので、並行計算モデルとnode.jsについての記事を書く予定。

数年前であるが、ある友人と相当に一緒に行動していた。
 あの時期は俺には何もなかったが、研究も仕事もしなくても幸せな環境にいることができていた。クラブに行って踊り、シェアハウスのパーティで酒を飲んで遊び、女性を好きになって頑張ったりもした。何やっても楽しかったし、何もないのに未来はあった。
 昨日泥酔して「俺も昔は頑張ったんだよ」という話を延々していた。完全におっさんであるが、そのロジックはわかってしまう。あの日はもう来ないのだ。結局女性関係では痛手を追ってもはや一生恋愛などはすまいということになっているし、イベント等に誘われても純粋に楽しいという没入感はない。どこかよそよそしくなってしまう。
 要は行き詰まった。トドメは実家の事を頑張った1年間だった。しかしもうそれ以前には戻れない。一応未だ一本の可能性はある。人々の実践と情報に関する研究である。この分野は発展する必要がある。この先に何があるかはわからない。というかその結果俺にどういう良いことがあるかというと、わからない。その点で俺は根本的に不幸である。
 しかし、この研究を推し進めようとする心情の中に、どこか当時の楽しかった記憶、そして当時俺と楽しくやっていた友人の思い出があるのではないかと思うのだ。恐らくそれが続く限り、俺は生き続けるのだろう。